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Fortniteを活用した低コスト運営の実現
Fortniteを活用した低コスト運営の実現
1. サーバー維持費が不要
通常、メタバース空間の開発や運営には、専用サーバーの維持費用が必要となります。しかし、Fortnite上で開発した場合、Epic Gamesが提供するサーバーを利用するため、独自のサーバー維持費が発生しません。
2. メンテナンス負担の軽減
リリース後のメタバース空間やゲームのメンテナンスはほぼ不要です。Fortniteの定期的なアップデートによって、基本的な修正は自動的に反映されます。特別なイベントを開催したり、新たな要素を追加しない限り、大規模な作業を行う必要がありません。
3. 複数プロジェクトの同時運営が可能
運営コストが低いため、複数のゲームやメタバース空間を並行して開発・公開することが容易です。これにより、ユーザーとの接触機会を増やし、エンゲージメントの向上が期待できます。
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フォートナイトのゲームモード
1. 4種類のゲームモードを提供
フォートナイトには、さまざまなプレイスタイルに対応した4種類のゲームモードが用意されています。1人で戦う「ソロ」モードに加え、仲間と協力してプレイする「デュオ」「トリオ」「スクワッド」モードが選択可能です。これにより、個人戦からチーム戦まで幅広い楽しみ方ができます。
2. 特に人気のバトルロイヤルモード
中でも注目されるのが、最大100人のプレイヤーが参加する「バトルロイヤルモード」です。このモードでは、最後の一人または最後のチームが勝利するまで戦い抜くというシンプルながらもスリリングなルールが特徴です。戦略性と緊張感が融合したこのモードは、フォートナイトを代表するコンテンツとして多くのプレイヤーから支持を集めています。
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歴史の追体験
右の画像の上部に示されているのは、精巧なデジタルアーカイブデータをメタバースプラットフォーム「セカンドライフ」向けに最適化し、再現された福島県会津若松にある鶴ヶ城の一部、「武者走り」と呼ばれる階段です。画像の下部は現実世界における同じ階段を表しており、安全性の懸念から立ち入りが禁止されているため、その景観を直接見ることはできません。しかし、仮想空間では安全に関する制約がなく、実際にはアクセスできない場所でさえも、歴史を追体験することができるのです。
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地域と歴史を知る、伝える
メタバース内では、歴史や施設のガイドを様々な言語での音声やテキストを用いて提供することが可能です。この機能により、視覚から得られる情報だけでなく、知識を深める追加コンテンツも提供でき、仮想空間の活用範囲を大きく拡げます。これは、仮想空間が体験可能な3Dウェブサイトとして機能することの実証例です。
例えば、「武者走り」に関するガイドの場合、日本語、英語、ドイツ語の音声ガイドを選択できるオプションがあります。この機能では、半径2メートル以内にいる利用者(アバター)だけが選択した言語での音声を聞くことが可能になっており、これにより、集まった人々が各自に合った言語で情報を受け取ることができます。
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フォートナイトへの展開
Fortniteとは
1. 基本プレイ無料のゲーム兼メタバースプラットフォーム
Fortniteは、Epic Games(エピックゲームズ)が提供する基本プレイ無料のゲームであり、同時にメタバースプラットフォームとしても機能しています。ユーザーは、無料でプレイしながら、仮想空間で多彩な体験を楽しむことができます。
2. 豊富な課金コンテンツ
ゲーム内では課金要素が充実しており、仮想空間で使用できるスキン(アバター)やアクセサリー、車、音楽などが購入可能です。これにより、プレイヤーは自分だけの個性的な体験をカスタマイズできます。
3. 総合的なエンターテインメント体験
Fortniteは単なるゲームにとどまらず、コンサートなどの大規模イベントを開催するなど、総合的なエンターテインメントの場を提供しています。仮想空間で音楽や文化イベントを楽しむことが可能です。
4. 世界トップクラスのユーザー数
Fortniteは2023年11月時点で登録ユーザー数が5億人を超え、そのうち月間アクティブユーザーは7000万人に達します。日本国内でも推定500万人のアクティブユーザーを抱えており、メタバースプラットフォームの中でトップクラスの規模を誇ります。
5. 企業や地方自治体の活用事例
この大規模なユーザーベースを活かし、企業によるプロモーションやブランディング、さらには地方自治体が行う地方創生などの活用が進んでいます。Fortniteはエンターテインメントだけでなく、実社会との接点を広げるプラットフォームとしても注目されています。
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幅広いデバイスで利用できるフォートナイト
フォートナイトは、多くのデバイスでプレイ可能な高い互換性を誇るゲームです。PCやゲーム機(PlayStation、Xbox、Nintendo Switch)だけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスにも対応しており、インターネット接続さえあれば、いつでもどこでもプレイすることができます。
これにより、自宅の高性能PCでじっくりと楽しむプレイヤーから、外出先でモバイルデバイスを利用するカジュアルプレイヤーまで、幅広いユーザー層が自分に合った環境でゲームを楽しむことが可能です。
また、クロスプラットフォーム対応により、異なるデバイスを利用するプレイヤー同士で一緒に利用することが可能です。
PC:
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Windows 10以降
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macOS 10.14.6以降
ゲーム機:
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PlayStation 4
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PlayStation 5
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Xbox One
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Xbox Series X/S
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Nintendo Switch
モバイルデバイス:
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iOSデバイス(iPhone、iPad):
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Epic Gamesは、欧州連合(EU)内のiOSユーザー向けにEpic Games Storeアプリを提供しており、これを通じてフォートナイトをダウンロードできます。
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Androidデバイス:
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Android 8.0以降を搭載したデバイスでプレイ可能です。
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様々な企業がフォートナイトを利活用しています
フォートナイトは、世界中で人気を博しているオンラインゲームであり、その影響力を活用して多くの企業や団体がプロモーションやブランディング活動を展開しています。以下に、フォートナイトを活用した主な企業や団体の事例をご紹介します。
1. 東京メトロ 東京地下鉄株式会社(東京メトロ)
2024年9月11日にフォートナイト内で東京メトロ銀座線を舞台にしたオリジナルゲームマップ「SAVE THE STATION」を公開しました。このマップは、浅草駅から渋谷駅までの実際の駅の図面を元に再現されており、プレイヤーは銀座線で移動しながら各駅に現れる敵と戦い、駅を守るストーリーを体験できます。
2. ウォルト・ディズニー・カンパニー
2024年2月8日、Epic Gamesとウォルト・ディズニー・カンパニーは、フォートナイトにおいてディズニー各作品とのコラボレーションを発表しました。「アナと雪の女王」や「アバター」、「スター・ウォーズ」などの複数作品が登場し、ゲーム内にディズニーランドのようなワールドが作られる予定です。
3. ナイキ(Nike)
スポーツウェア大手のナイキは、2019年にフォートナイトとコラボレーションし、人気スニーカー「Air Jordan」をテーマにしたゲーム内アイテムや特別なゲームモードを提供しました。
4. コカ・コーラ(Coca-Cola)
コカ・コーラは、フォートナイトからインスピレーションを受けた新フレーバー「ゼロ・シュガー・バイト」をリリースし、ゲーム内に専用の島「ピクセル・ポイント」を設立しました。
5. あいおいニッセイ同和損保
あいおいニッセイ同和損害保険は、フォートナイトを用いてメタバースの開発を行い、仮想空間でのリスク管理や新たな顧客接点の構築を目指しています。
6. 本田技研工業(HONDA)
本田技研工業は、フォートナイト内に独自の仮想環境「Hondaverse」をリリースし、近未来的なビル群と2023年型Honda HR-Vのモデルを組み合わせたマップを提供しました。
7. JTB
JTBは、オンライン・デジタル空間でのトラベル体験プログラム「e-Travel」を開催し、フォートナイト内で沖縄やハワイをテーマにしたマップを作成してオンラインイベントを実施しました。
8. 東京農工大学
東京農工大学工学部は、フォートナイトのクリエイティブモードを活用し、小金井キャンパスの主要エリアを再現したバーチャル・キャンパスツアーを実施しました。
9. 日産自動車
日産自動車は、「日産 JAPAN MOBILITY SHOW 2023」のプロモーションとして、フォートナイト内に未来世界「Electrify the World」を制作し、プレイヤーに未来の世界観を体験させました。
10. 愛知県西尾市
愛知県西尾市は、eスポーツイベント「Play! GAME CHANGE!」内で、フォートナイトの人気コンテンツ「Ninja Rumble Sprint」とコラボし、特産品の抹茶をゲーム内アイテムとして登場させました。
11. ユタカ交通株式会社
和歌山県を拠点とするユタカ交通株式会社は、メタバース上で仮想体験型の観光コンテンツを提供する「METAVERSE WAKAYAMA」を始動し、フォートナイト上に和歌山城を再現したマップを公開しました。
これらの事例は、フォートナイトが単なるゲームプラットフォームにとどまらず、企業や団体が新たなマーケティングやブランディングの場として活用していることを示しています。今後も、フォートナイトを活用した多様な取り組みが期待されます。
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当社のサービス
当社は、先端技術と豊富な経験を活かし、多様なニーズに応える革新的なソリューションを提供しています。企業、自治体、教育機関をはじめ、幅広いお客様に価値を届けるため、以下のサービスを展開しています。さらに、国の事業を含む数多くのプロジェクトを受託し、信頼と実績を積み重ねています。
1. メタバース開発・運営サポート
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サービス概要: 最新のメタバース技術を活用し、ブランドプロモーション、観光地の再現、教育用途などに適した仮想空間をデザインします。
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特徴: ドローン撮影や3Dモデリング技術を用いた高精度なデジタルツインの作成。低コストでの運営を可能にする最適化設計。
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対象例: 地域振興プロジェクト、企業ブランディング、教育用仮想キャンパス。
2. 3Dモデリングとデジタルアーカイブ
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サービス概要: 歴史的建造物や文化財を3Dデータ化し、デジタル保存と活用を支援します。
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特徴: 高精細な3DGS(ガウシアンスプラッティング)技術を使用し、軽量かつ精巧なデータを提供。
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対象例: 博物館の展示データ、観光資産のバーチャル化、文化財の保護プロジェクト。
3. フォートナイトクリエイティブの活用
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サービス概要: フォートナイトを活用したマーケティングやイベント企画を支援します。ブランドイメージを世界規模で拡散するための独自ワールド設計が可能です。
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特徴: Epic Gamesとの連携で実現するグローバルな拡散力。イベント運営におけるサポートも万全。
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対象例: プロモーションイベント、商品キャンペーン、教育機関のデジタルオープンキャンパス。
5. コンサルティングと運用支援
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サービス概要: デジタル技術の導入・活用をトータルで支援し、プロジェクトの成功をサポートします。
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特徴: 課題解決に特化したオーダーメイド型コンサルティング。導入後の運用支援も充実。
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対象例: 中小企業のデジタル化支援、自治体の観光プロジェクト、教育機関のICT活用
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お問い合わせ
興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。私たちのサービスが、貴社の目標達成を全力でサポートいたします。
主要取引先:観光庁、復興庁、電通、BSフジ、エイベックスエンターテインメントなど
関連会社: 一般社団法人日本メタバース機構、(株)護空 (GOCOO)